医師の診断書をもらうまでの流れと注意点

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― 心療内科初受診と診断書取得のリアル ―

はじめに

この記事では、私が「適応障害からくるうつ症状」と診断され、実際に診断書をもらうまでの流れをまとめています。初めて心療内科に行くときは不安も大きく、「何を話せばいいのか」「どうすれば診断書を書いてもらえるのか」分からないものです。同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。


心療内科を受診しようと思ったきっかけ

休職を考え始めた当時心も体も限界に近づいていました。職場では仕事に向き合おうとするだけで息苦しくなり集中できない。それでも「もう少し頑張れるかも」「心の病気では無い」と思ってしまう自分がいて受診を先延ばしにしていました。ただし明らかに生活のリズムがおかしく限界かもしれないと思うことが続き

「専門の医師に相談しよう」

自分では「心の病気」と認めたくはなかったですが明らかに自分の限界を感じることが多くなりようやく病院を調べ始めました。


心療内科の初診予約と注意点

当時ネットで調べると心療内科はどこも混んでいて初診の予約がすぐには取れないとありました。その通り私の場合も電話をしてから2週間後と最初言われました。幸いなことに電話口で事情を話したところ当日の空き枠を案内してもらい当日受診することができました。当日受診できることは稀かも知れませんが事情を話すことで病院が用意している当日の空き枠に入れる可能性もありますのでできるだけ詳しく話すことをお勧めします。ただし空きがないことが多いと思いますので「すぐに診断書をもらって休職したい」という人は早めに予約を入れることをお勧めします

予約時に伝えた内容は次のようなものです:

  • 「最近眠れない食欲がない」
  • 「職場での仕事がツライ」
  • 「休職を考えている」

この時点で不調の内容と休職の意思を伝えておくと初診の際にスムーズに話が進みやすいと思います。


初診当日の流れと医師との会話内容

初診では医師との面談に加えて問診票の記入があります。内容は、睡眠・食欲・気分の変化・勤務状況など。私は「最近朝起きても動けない」「集中できない」「通勤電車に乗るのがツライ」などとプロジェクトをやり遂げ新しいプロジェクトに配置転換になってからの状況などを細かく書きました。

診察では医師が穏やかな口調で質問をしてくれました。

「いつ頃から体調の変化を感じましたか?」
「どんな場面でつらくなりますか?」
「仕事はどのくらい続けられそうですか?」

などのような質問から配置転換後の仕事の状況などを話すような流れでした。最初はなかなか質問に答えることができず辛かったですが徐々に職場や日常生活の状況を話せるようになってきました。話を聞いた医師は否定せず最後にこう言ってくれました。

「これはあなたの努力不足ではありません。環境が変わったことによる職場のストレスが適応障害と言う形で心が反応している状態です」

その説明を聞いてようやく「自分は病気で限界だったんだ」と受け止められました。


診断書をもらうタイミングと内容

私は初診の時点で診断書を出してもらいました。医師からは次のように説明されました。

「まずは1ヶ月お休みしましょう」

診断書の内容は以下のようなものでした。画像は2回目以降の診断書ですが最初の診断書も期間以外は同じでした。

要約すると以下のような内容を医師からいただきます。

病名:適応障害からくるうつ状態  
所見:職務の継続は困難と考えられるため、1ヶ月の休養を要する  
休職期間:〇年〇月〇日~〇年〇月〇日(所見で期間指定される時もある)

この紙1枚が、会社に正式に「休職を申し出る」ための重要な書類になります。また診断書には費用が掛かりますので注意してください。


診断書を受け取るときの注意点と費用

実際に受け取ってみて感じたいくつかの注意点を共有します。

  1. 診断書の作成には費用が掛かります
     私の場合は3000円掛かりました。
  2. 「休職のために診断書が必要」と伝えること
     医師も「仕事を休む意思」があるかどうかで内容を変えます。 ためらわずに伝えるのがポイントです。
  3. 休職する際に日付と欠勤期間を確認すること
     会社の休職規定(例:4日以上の欠勤(休日を含むことは可能)で診断書が必要など)に合わせるとスムーズです。
  4. 原本は会社提出用コピーを必ず手元に保管
     健康保険組合に「傷病手当金」を申請する際にも写しが必要になるため控えを取っておきましょう。私の場合は会社が傷病手当金の申請も行なってもらえたためこの申請は不要でしたが会社によっては自身ですることがあるので写しは残しておきましょう。

診断書が出たあとの気持ち

診断書を手にしたとき、不思議な感覚がありました。安心と同時に、「本当に休んでいいのだろうか」という不安もありました。それでも、医師の「まずは体を休めましょう」という言葉を信じて、ようやく一歩を踏み出すことができました。この診断書が、私にとって「立ち止まる許可証」になったのだと思います。


読者へのメッセージ

診断書は単なる紙ではありません。「自分を守るためのサイン」です。心身がつらいときはためらわず専門家に相談してください。次回は実際に会社へ休職を報告し産業医面談を受けるまでの流れを紹介します。


休職・傷病手当金体験記シリーズ

このブログは、以下の 2 つの軸で構成しています。

  • 【実体験シリーズ(全11話)】
     休職を決めた理由から診断書取得・休職報告・回復のプロセス復職後までの流れを時系列でまとめた体験記。
  • 【制度ガイド】
     休職中に実際に利用した、
     傷病手当金・自立支援医療受給者証・GLTD(団体長期障害所得補償保険)・社会保険・税金
     などお金と制度のしくみを分かりやすく整理した解説記事。

実体験と制度の両面から「安心して休むための情報」をまとめています。